Friday, January 5, 2007

Fannie May


今は無きシカゴのデパートMarshall Field's(去年Macy'sに買収されたので)の自社チョコ「フランゴ」と並んで、シカゴのチョコレートの代名詞のようなファニーメイチョコレート。シカゴに住んでいて知らない人はいません。こちらファニーメイも実は2年ほど前に破産してユタ州の会社に買収され、現在はシカゴの会社では無いのです。シカゴを代表するチョコが他州の会社のものというのはちょっと悲しいです。
買収後1年弱お店を閉じていたのですが、新しいマネージメントの元に再オープン。シカゴの人々に長年親しまれてきた同じ味を提供してくれています。ファニーメイの人気商品はキャラメル、ピカンナッツ(ペカンナッツかな?)、チョコレートの組み合わせのピクシー、サイズ小さめでかわいいミントチョコのミントメルトアウェイ、柔らかいチョコレートをココナッツ入りコーティングで包んだトリニダッドなどです。私のお気に入りはミントメルトアウェイとトリニダッド。このトリニダッドは大人気なくせに大きいチョコレート詰め合わせに一つか二つしか入っていないので、会社では即ダッシュで確保に行かないと取られてしまいます。
シカゴで生まれて育った義母は子供のときからの筋金入りファニーメイの大ファン。あまり甘いものを食べない彼女もピクシーには目がありません。そんな義母はクリスマスには必ずみんなに小さな箱のファニーメイのチョコレートをくれます。毎年Mにはピーナッツバターとチョコの組み合わせ、私にはエッグノッグ(クリスマスと言えばの卵とクリームの飲み物です)のチョコ。エッグノッグのチョコ、数年前にもらったときに「どう?」と言われてとりあえず「美味しい」と言ったら、それ以来毎年エッグノッグチョコです。別にまずいわけではないのですが、特にすごく美味しいわけでもなく。でも今更「トリニダッドの方がいいな」とは言えず、毎年一度トリニダッドに思いを馳せながら食べています。日本人の味覚には激甘なファニーメイのチョコレート。シカゴにお越しの際にはぜひお試しください。

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